こんにちは。
心理カウンセラー 関 香澄です。
こちらをご覧くださり、ありがとうございます。
「できたら、今は声をかけてもらいたくないんだけどな……」
「本当はちょっと、手いっぱいで苦しいんだけどな……」
「やりたくないけれど、断ったら相手をガッカリさせてしまうかも」
職場や日常生活の中で、人から何かを頼まれたとき、どうしても「ノー」と言えずに引き受けてしまうことはありませんか?
相手の困った顔を見ると、とっさに「いいですよ!」と笑顔で引き受けてしまい、気がつくと自分のキャパシティを超えた仕事や用事で山積みに……。
「なんで私は、いつも自分の気持ちを後回しにしてしまうんだろう」
と、一人でお家に帰った後、ドッと押し寄せる疲労感と、「また断れなかった……」という自己嫌悪でいっぱいになってしまうこともありますよね。
実は、あなたがこんなにも「頼まれると断れない」のには、あなたの心が弱いからでも、優柔不断だからでもありません。
あなたが、それだけ「大切な人を助けてあげたい」「自分のせいで気まずい空気にしたくない」と、周りのつながりを心から最優先にして、健気に生きてきた優しい大切な証拠なんですよ。
今日は、
『「頼まれると断れない」心のブレーキを、優しく外す方法』
というお話をしていけたらと思います。相手との関係を壊すことなく、
あなたの心の一番大切な「本音」を優しく守りながら、心地よくノーを伝えるための小さなヒントをお届けしますね。
① なぜ「断る」のがこんなに
怖いのか?(心の仕組み)
幼少期の記憶から、「大人の期待に応えないと見捨てられてしまうかも」という心の癖が、大人になっても
【断る=相手を拒絶する、嫌われる】という強いブレーキ「鎧(よろい)」になってしまうことがあります。
実は、かつての私もそうでした。
頭の中では「絶対に無理だよ……」と思っているのに、気がつけば心とは裏腹に、大人の笑顔で「いいですよ」と引き受けてしまっていたのです。
あとで一人でどれだけクタクタになったか分かりません。
だからこそ、断れずにひとりで荷物を背負い込んでしまうあなたの苦しさが、痛いほどよく分かるのです。
② 今日からできる、心のブレーキを優しく外す2つのステップ
長年着てきた重い鎧(よろい)ですから、すぐにきっぱり断れなくて当然です。
まずは、こんなに小さな一歩から「自分を守る練習」を始めてみませんか?

とっさに返事をせず「5秒の余白」を作る
ステップ1
何かを頼まれたとき、その場で即答する前にフゥーッと一呼吸をいれてみましょう。
そして、「ちょっと手帳(スケジュール)を確認して、後でお返事しますね」と伝えて、その場から一度離れてみてください。即答せずに、自分の心を守るための安全な時間をしっかり確保しましよう。
ステップ2
理由と一緒に「私にできること」を優しく伝える
「本当は引き受けたいのだけれど、
今こちらのことも忙しくて、
申し訳ないけれど手が回らなくて……」と、まずは今の現状をそのまま伝えてみましょう。
その上で、こんな風に言葉を添えてみてください。
「もし急ぎでなければ、今の仕事が終わった後なら少し時間がとれるのだけれど、どうですか?」
「ごめんね、今週はちょっと手が回らなくて……。でも、〇〇(別の簡単な作業)までなら手伝えるんだけど、どう?」
このように「今回は力になれなくてごめんなさい」という気持ちを添えながら、自分の「できる範囲」だけを素直に伝えてあげるだけで100点満点なんです。
③ 自分の心を1位にしてあげて、60点の優しさで合格!
あなたを頼ってくる人、全員の期待に100点満点で応える必要なんて、
まったくありませんよ。
これからは、相手を優先して自分が
パンクしてしまう100点の優しさではなく、
「自分の心を1番大切にしながら、
できることだけ手伝う。
だいたいでいいや、60点の優しさで合格!」と、自分をたくさん許してあげてくださいね。
あなたが自分を大切にしてあげることこそが、今日一日を乗り切った自分への、最高のご褒美なんですよ。
今日も、断れない優しさに胸を痛めながら、今日という一日を頑張ったあなたへ。
本当にいつもお疲れさまでした。
