はじめまして。心理カウンセラー
関 香澄と申します。
こちらをご覧くださりどうもありがとうございます。
このたびは、「娘の経験から学ぶADHDと共に生きる」
についてお話させていただきたいと思います。

私事ではありますが私の娘はADHDです。実話も含めお話させていただければと思います。
「娘の育ちと戦い」
私の娘は幼い頃からこだわりが強く、育てにくさを感じる時期もありました。ADHDと診断されたのは16歳の時です。
日本の学校では、協調性や学力重視の評価に苦しみ、しばしば落ち込みやすく、友人関係も難しいことがありました。
「ADHDは特性の一つであり、その理解と支援の大切さ」
しかし、海外留学を経験したことで、娘は大きな変化を迎えました。ニュージーランドの環境は、穏やかで自然が多く、コミュニケーションも明確。
そこで感じたのは、本人の特性を理解し、受け入れることの重要さです。海外の教育は、個人の自主性や実技を重視し、娘の良さを引き出してくれました。
日本の教育はどうしても集団やテスト重視になりがちですが、娘にとって海外の環境は、のびのびと自分らしくいられる場所でした。
この経験から、私たち親も、子どもたちの個性を理解し、支援することが、何よりも大切だと感じています。
「学校生活の苦難と変化」
保育園時代
学年が上がるたび、先生にもお友達にも馴染めなく体調を壊したり頻尿がひどく
病院通いが大変でした。
小学校時代
入学当初、学校や担任に馴染めず吐き気や体調不良が続いた。
転校したいと娘が言い出し、悩んだ。
学童でいじめに遭い、学校、学童で相談していじめは解消。
中学校時代
バトミントン部に入部も、熱血先生の厳しい言葉に娘はくじける。
先生は娘に頑張ってほしい気持ちから強く言っただけなのに、娘は傷つき退部。
高校時代
語学に興味があり、国際化の女子高に入学。
留学準備で忙しく、クラスメートは海外に行き、全員揃わない時期もあった。
海外留学
娘はニュージーランドに留学し、1月末に出発しました。
ホームシックが心配でしたが、現地のアドバイザーからの報告は驚くほど良好でした。
環境の違いや教育のあり方が、娘にはとても合っていてイキイキしていたようでした。
帰国後
帰国後は仲の良い友達より成績が良かったことでいじめに遭いました。
クラスで授業を受けられず、相談室で一人で課題をこなす毎日となりました。
最終的には、高校側の配慮により一人で卒業式を迎え、無事卒業しました。
ここからは娘の体験談:娘の感想を、もとにお話をさせていただきます。
「海外留学と新しい発見」
ホームステイ先はニュージーランドのオークランド印象は田舎町と言った感じでした。
環境的には海がとても綺麗で空気が澄んでいて心が浄化されるような感じで、お休みの日は一人でバスでぶらりと海へ行っていました。
のんびりした雰囲気。なぜなら日本と比べて人が少なく緑が多く広々していて、リラックスしやすいく、そして性格的に穏やかな人が多い印象を受けた。
「日本と海外の教育の違いと感想」
日本
教師中心授業スタイルでカリキュラムに沿って学力テストや筆記テストが重視される印象を受けた。
個人と言うより集団で何かを成し遂げるような協調性を求められ規律を重視するような所があるように感じた。
日本は白・灰色・黒の世界。
日本は上下関係や礼儀正しく。例えば目上の人には礼儀正しくしなければみたいな堅苦しさ息苦しさがあった。
海外
自主性や積極性を認めて個人の能力を発揮させていくような感じを受けました。例えばダンスの授業では実際に自分達で作ったダンスを実技を披露した。実践的な能力、想像力を重視するように感じた。
海外は白と黒(イエス・ノー)の世界
曖昧な言葉が日常から判断しにくくイエス・ノーが、はっきりしているので、とても過ごしやすかった。大らかな人が多く無理せず自然体でいられた。
大学時代
コロナ禍でオンライン授業は良かったのですが、秋から通学になり、精神バランスを崩しました。
言動が強くなり家族も近寄れなくなり、今思えば統合失調症の兆候だったかもしれません。
注意されると混乱し、現実逃避も多く、家にいても精神的に不安定でした。
外での生活も試みましたが、改善せず、結局、大学一年で自主退学しました。
大規模な大学の環境や、人の感情や空気を読むのが苦手なため、プレッシャーも大きかったと感じています。
⭐このようなお悩みないでしょうか?
✅感情表現は笑顔が比較的、少なく乏しい
✅「もう駄目」と言い出すと聞く耳を持てない
✅整理整頓に関してはあまり得意ではない
✅重要な事は言葉ではなく書き記した方が良い
✅記憶する力は会話の中での事は特に忘れっぽい
✅思いついたら頭で考えるより行動が先に出てしまう
✅長い時間の経過と共に落ち着きがなくなる多動性が出る
✅興味がある事に対してはビックリする程の集中力がある
✅人とのコミュニケーション長く話をしていると疲れやすい
✅物事に対して時間が経過していると記憶が抜け落ちる事がある
✅会話に関しては大事な事を聞き逃してしまうことがある
✅気に入らない事があると感情の起伏が激しくなり言葉が荒れる
✅曖昧な表現が苦手なので物事はイエス・ノーの方が理解しやすい
※ADHD症状に加え統合失調症も途中から加わってきているのでADHDと異なることがあるかも知れません。あくまで娘の一例です。
「家族の決断」
自己否定感や孤独感などを感じていたので、自己否定感を和らげ、ありのままの
自分を受け入れられるように。「できないこと」ばかりに目をむけるのではなく。
「できること」「得意なこと」「興味を持ったこと」に意識を向けられるように
好きな事やって見たい事などに対しては造像以上にビックリする程の根気と集中力があり語学に、とても興味を示したので意思を尊重して応援しました。
娘の成長と困難な歩み
・幼少期から、こだわりや体調の不調に悩みながらも、多くの困難を乗り越え成長してきました。
学校生活の苦難
・小学校や中学ではいじめや先生との摩擦に遭い、クラブも退部。
・帰国後は、やはりクラスでいじめに合いスムーズに学校生活はいかず。
・大学の環境や、コミュニケーションが苦手でコロナ禍の影響もあり精神バランスを 崩し、最終的に一年で自主退学。
海外留学の影響
・ニュージーランドの自然豊かで穏やかな環境に恵まれ、娘は大きく変わりました。
・日本と海外の教育の違いを実感し、教育スタイルは自主性や実技重視で娘の自己肯定感が高くなりました。
変化と気づき
・この経験から、私も、子どもの個性を理解し、支援する大切さを学びました。
・娘は留学を通じて自己表現や自主性を育み、意欲的に勉強へ向き合うように。
・家族や周囲のサポートの重要性と、理解の必要性を強く感じている。
『奇跡の回復』
結果、語学に関しては納得の100%ではありませんでしたが、やり切った感で自信につながり次への挑戦への一歩となりました。
現在は英単語検定と韓国語を挑戦したいと新たに奮闘中です。
ADHDは特性の一部です。根気強さや集中力は、むしろ強みになる事もあります。
トライしてみたいと思う事があれば是非チャレンジしてみてくださいね。
あなたならできます。

娘からのメッセージ
生きずらく辛いことも、沢山あるかも知れないけど常に自分を大切に優しさを持ってほしいです。
できると思ったことには、諦めずにチャレンジしてほしい。結果よりも、その気持ちや努力が大切だと思います。
親からのメッセージ
娘の人生には多くの困難や挑戦がありましたが、その過程で私たち親子が学んだ最も大切なことは、「理解と受容」の心です。
一人ひとりの個性や特性は、決して間違いではありません。子どもたちの持つ可能性を尊重し、温かく見守ることの大切さを忘れずにいたいと思います。
私たちの経験から伝えたいのは、一人ひとりの個性や特性は、決して間違いではないということ。子どもたちの可能性を信じ、温かく見守ることが、何よりも大切だと思います。
そして、自分らしくいられる場所や環境を作ることは、とても大切なことです。
当カウンセリングルームでは、クライアントさんとの対話を大切にし、いきづらさから抜け出し、ご自身らしさを取り戻すお手伝いをしています。
ADHDの特性も生かし、自己肯定感を高める方法を一緒に見つけていきましょう。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
私自身も、辛さや困難を経験したからこそ、あなたの気持ちに寄り添い、あなたらしい歩みをサポートできると信じています。
どうぞお気軽にご相談くださいね。