こんにちは。心理カウンセラー
関 香澄です。
こちらをご覧くださりどうもありがとうございます。
私自身も悩み、カウンセリングの場でも非常によくお伺いするテーマの一つでもある
「“なんか、しんどい…” 大切な人との距離感に悩むあなたへ」についてお話させていただきたいと思います。

一人で抱え込んでいる方も多いと思われますが決してあなただけではありません。
この記事では、なぜ私たちは大切な人との距離感に悩んでしまうのか、そして、自分も相手も心地よいと感じる距離感を見つけるためのヒントをお話しします。
「あの人との距離感、これで合ってるのかな…」 「近づきすぎて嫌われたらどうしよう…でも、離れるのは寂しい…」
恋人、家族、親しい友人。 大切に想う相手だからこそ、その「距離感」に悩んでしまう。そんな経験はありませんか?
「かつての私も、友人の誘いを断れなかったり本当は疲れているのに無理して笑顔を作っては、一人でぐったり…なんてことがよくありました。」

「どうして、あの人との距離感が分からなくなるんだろう?」
3つの心のブレーキ
なぜ私たちは「距離感」という目に見えないものに、これほどまでに悩んでしまうのでしょうか?
それにはいくつかの理由が考えられます。
☆過去の人間関係の経験
過去の恋愛や友人関係、あるいは幼少期の親子関係で傷ついた経験が、「また同じ思いをしたくない」というブレーキになっていることがあります。相手に拒絶されることへの恐れから、無意識に距離を置いてしまったり、逆に「見捨てられたくない」という不安から、過剰に近づきすぎてしまったりするのです。
☆自己肯定感の低さ
自分に自信がないと、「相手に嫌われないか」を常に気にしてしまいます。
「こんな自分は好かれないかもしれない」という思いが、相手の顔色を伺い、自分の気持ちを後回しにして距離感を調整しようとする行動につながります。
☆「察してほしい」という期待
「言わなくても、大切な相手ならわかってくれるはず」という期待はありませんか?しかし、残念ながら言葉にしなければ伝わらないことの方がほとんどです。
お互いに「察してほしい」と思っていると、気持ちのすれ違いが起き、距離感がギクシャクする原因になります。
もう悩まない。「心地よい距離感」を見つけるための
具体的な3ステップ
では、どうすれば自分にとって、相手にとっても心地よい距離感を見つけることができるのでしょうか!焦らずに試せる3つのステップをご紹介します。
①まずは「自分」の心地よさを知る
相手のことばかり考える前に、まずは自分の心に目を向けてみましょう。
・どんな時に「少し一人になりたい」と感じますか?
・「寂しい」「不安」「嬉しい」「安心する」など、自分の感情を丁寧に観察してみましょう。
・どんな時に「もっと近づきたい」と感じますか?
【まずは一日一回、寝る前の3分】
今日あった出来事と、その時どう感じたかを一行でいいので書き出してみることから始めてみましょう。
『上司の一言に、心がザワっとした』『友達からのLINEに、心が温かくなった』など、簡単な言葉で大丈夫です。」
②「自分軸」と「相手軸」のバランスを取る
人間関係は、シーソーのようなもの。どちらか一方に偏りすぎると、バランスが崩れてしまいます。
「自分軸」:を大切にする
自分の時間、趣味、友人を大切にしましょう。相手に依存せず、一人でいても充実しているという感覚が、心に余裕を生み、健康な距離感の土台になります。
「相手軸」:を尊重する
相手にも、あなたと同じように「心地よい距離感」があることを理解しましょう。
相手の価値観や時間を尊重する姿勢が、信頼関係を深めます。
☆「例えば、恋人から『今週末、会いたい』と連絡があったとします。でも、あなたは仕事で疲れていて、本当は一人で休みたい。これが『自分軸』の気持ちです。
一方で、『会いたい』と言ってくれる相手の気持ちも大切にしたい。これが『相手軸』の尊重です。ここで無理に自分を押し殺すのでも、相手を拒絶するのでもなく、『疲れているから、
今日は少しだけ電話でお話しない?』とか『来週なら、もっと元気いっぱいで会えるよ!』といった、お互いが心地よくなれる中間点を探すことが、バランスを取るということです。」
➂勇気を出して「I(アイ)メッセージ」で伝えてみる
自分の気持ちがわかってきたら、それを相手に伝えてみましょう。その時のポイントは、「あなた」を主語にするのではなく、「私」を主語にして伝える「I(アイ)メッセージ」です。
(悪い例:Youメッセージ) 「なんで会ってくれないの?」
(良い例:Iメッセージ) 「(私は)会えなくて寂しいな」
「心構え」
例:「Iメッセージは、あくまで、自分の気持ちを誠実に伝えるための手段です。伝えた結果、相手がどう受け止めるかは相手の課題です。
もし、あなたの素直な気持ちが繰り返し否定されるようなら、それは二人の距離感そのものを見直すサインかもしれません。」
メッセージで伝えることで、自分の素直な気持ちとして相手に届きやすくなります。
(まとめ)
大切な人との距離感に悩むのは、あなたがその人のことを真剣に想っている、とても素敵な証拠です。
「距離感は変化していくもの」「焦らず自分のペースで調整していくことが大切」だと思います。
『こうあるべき』という正解はありません。例えば、私自身も無意識に『女性はこうあるべき』『カウンセラーはこうあるべき』といった考えにとらわれてしまうことがあります。
しかし、大切なのは、自分と相手の心の声に耳を傾け、その都度二人の心地よい場所を探っていくことです。」
この記事が、あなたの心が少しでも軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
いつでも私はあなたの味方です。
一人で抱え込まず気楽にお話をお聞かせいただければと思っております。